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中学歴史 原始から古代へ 古代国家の衰えと武士の起こり 練習問題1 解答・解説

原始

中学歴史 原始から古代へ 古代国家の衰えと武士の起こり 練習問題1 解答・解説


 図を見て次の問いに答えてください。


(1)図は、何氏の家系図ですか?


 


      藤原氏は、中臣鎌足大化の改新の功により天智天皇に賜った「藤原」の姓が、子の藤原不比等の流に


    認められたのに始まる。鎌足が中臣氏の出身であるため、祖は中臣氏と同じく天児屋命と伝える。源氏・


    平氏・橘氏と合わせて「源平藤橘」の四姓の一つであり、その筆頭名門氏族とされる。



   答え 藤原氏


(2)図のAは、7世紀に大きな政治改革をおこなった人になります。その人物の名前を書いてください。


      645年中大兄皇子・石川麻呂らと協力して飛鳥板蓋宮(あすかのいたぶきのみや)にて、当時政権を握っ


    ていた蘇我入鹿を暗殺、入鹿の父の蘇我蝦夷を自殺に追いやった(乙巳の変)。


   答え 中臣鎌足(なかとみのかまたり)藤原鎌足でも正解です。



(3)図の○は天皇が幼い時、●は天皇が成長したときの役職を示しています。役職名をそれぞれ


  書いてください。



   答え ○摂政(せっしょう)、●関白(かんぱく)


(4)(3)の役職を独占しておこなった、政治の仕組みを何といいますか?


       平安時代に藤原氏(藤原北家)の良房流一族が、代々摂政や関白あるいは内覧となって、天皇の代理者


     又は天皇の補佐者として政治の実権を独占し続けた政治形態である。



   答え 摂関政治(せっかんせいじ)


(5)(4)の政治の栄華を極めた人の名前を書いてください。


       父の兼家が摂政になり権力を握ると栄達するが、五男であり道隆、道兼という有力な兄がいたためさほど


    目立たない存在だった。しかし兼家の死後に摂関となった道隆、道兼が伝染病により相次いで病没。後に道隆


   の嫡子伊周との政争に勝って左大臣として政権を掌握した。一条天皇に長女の彰子を入内させ皇后(号は中宮)


  となす。次の三条天皇には次女の妍子を入れて中宮となす。だが道長は三条天皇とは深刻な対立を生じ天皇の


  眼病を理由に退位に追い込み、彰子の生んだ後一条天皇の即位を実現して摂政となる。1年ほどで摂政を嫡子の


  頼通に譲り後継体制を固める。後一条天皇には三女の威子を入れて中宮となし、「一家立三后」と驚嘆された。


   太政大臣となり位人臣を極めた後に出家するが、頼通を後見し続けた。晩年は壮大な法成寺の造営に精力を傾


  けている。



   答え 藤原道長(ふじわらのみちなが)


(6)系図を参考に、政治の実権をにぎるためにとった方法を、簡単に説明してください。



   答え 藤原氏は自分の娘を天皇の后にし、政治の実権をにぎった。


(7)写真の建物の名前を書いてください。


      京都南郊の宇治の地は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれ


    ていた。現在の平等院の地は、9世紀末頃、光源氏のモデルとも言われる左大臣である嵯峨源氏の源融


  (みなもと の とおる)が営んだ別荘だったものが宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て長徳4年


  (998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となったものである。道長は万寿4年(1027年)に没し、その子の


  関白藤原頼通は永承7年(1052年)、宇治殿を寺院に改めた。これが平等院の始まりである。開山(初代執印)


 は小野道風の孫にあたり、園城寺長吏を務めた明尊である。創建時の本堂は、鳳凰堂の北方、宇治川の岸辺近く


 にあり大日如来を本尊としていたが、翌天喜元年(1053年)には、西方極楽浄土をこの世に出現させたような


  阿弥陀堂(現・鳳凰堂)が建立された。



   答え 平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)



(8)(7)を建てた人物の名を書いてください。


      父道長から若くして後一条天皇の摂政を譲られ、その後見を受ける。父の死後は朝政の第一人者として


  後朱雀天皇・後冷泉天皇の御代に渡り、関白を50年の長きに渡って務め、父道長と共に藤原氏全盛時代を築いた。


  現代に残るその栄華の象徴が頼通が造営した平等院鳳凰堂である。



   答え 藤原頼通(ふじわらよりみち)


(9)このころに広まった、釈迦の死後年月がたつと仏法が衰えて、世の中が乱れるという考えを


  何といいますか?



   答え 末法思想(まっぽうしそう)


 


 


 


 



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