中学歴史 中世の日本 元の襲来と鎌倉幕府の滅亡
1、攻め寄せる元軍
モンゴルも民族を統一し、モンゴル帝国を築く。
?元(げん)の成立
フビライ=ハンは、東アジアをを本国として国号を元とし、都を大都(だいと)[現在の北京]に移す。
宋(そう)を滅ぼし、中国を支配する。
?東西文化の交流
中国にイスラム文化が伝えられる。ヨーロッパに火薬・木版印刷術が伝えられる。
イタリアの商人・旅行家で帰国して[東方見聞録]を著した。この本で日本のことをジパングと呼び、
[黄金が多く、尽きることがないほどある]と書いている。
日本で金が発見されたのは現在の宮城県で、聖武天皇の時代までさかのぼる。
源頼朝が滅ぼした奥州藤原氏が栄えたのは平泉(岩手県)で、ここには金箔を張りめぐらした
[中尊寺金色堂]がある。(黄金の国ジパングを象徴する建築である)
二度にわたる元軍の日本への襲来。
?高麗(こうらい)
都を江華島(こうかとう)に移し、約30年抵抗を続けたが、現に服従する。
日本の武士の戦法は、まず自分の名などを名乗り、それから戦う敵を選んで一騎打ちする
というもので、それに対して元軍は、火薬をつめた鉄の玉や毒矢を使った集団戦法だった。
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