中学理科1年 身のまわりの物質とその性質・水溶液の性質・物質のすがたと状態変化 実力問題・解答3
3、図1のように、パラジクロロベンゼン4gを加熱して、温度の変化を調べました。図2はこの時の加熱時間と温度との関係を表したグラフになります。これについて、次の問いに答えて下さい。
(1)図2のA、B、Cの各点のパラジクロロベンゼンの状態を、つぎのア~エから選んでください。
ア A点は固体、B点は固体と液体、C点は液体
イ A点とB点は固体、C点は液体
ウ A点は固体と液体、B点とC点は液体
エ A点は固体、B点とC点は液体
答え [ア]
・固体のパラジクロロベンゼンを加熱すると、次第に温度が上昇して融点(54℃)になると固体からエ気体に状態が変化します。そして、全て液体になると、再び温度が上昇します。
答え [融点]
・固体が液体になるときの温度を融点(ゆうてん)といいます。
(3)パラジクロロベンゼンが純粋な物質であることは、図2のグラフのどのような事からわかりますか? 簡単に書いて下さい。
答え [グラフに水平な部分があるところになります。]
・混合物であれば、決まった融点を持たないため、グラフに水平な部分があらわれません。
(4)パラジクロロベンゼン8gを同じように加熱した場合のグラフは、どのようになりますか? 次のア~エから選んでください。
答え [ウ]
・融点・沸点は物質によって決まっていて、質量によって変わる事はないので。しかし、質量が2倍になると、同じように加熱する場合は、温度上昇や状態変化にかかる時間が2倍になります。
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