中学1年数学 立体の表面積と体積 確認問題1 解答・解説
図のようなAB=8cm、∠C=90゜直角三角形ABCがあります。
この△ABCを辺ACを軸として1回転させてできる立体の展開図を
つくったら、側面が中心角135゜のおうぎ形になりました。この立体
の表面積を求めてください。
この図を一回転してできた立体は、円錐になります。
円錐形の展開図は、底面が円になり、
側面がおうぎ形になります。
わかっているのは、このおうぎ形の半径は、母線の長さになります
から、おうぎ形の半径は8cmになります。
そして、このおうぎ形の中心角が、135゜になります。
(側面の面積)=(おうぎ形の面積)
(おうぎ形の面積)=πγ²×中心角/360
=(半径)×(半径)×π×中心角/360
=8cm×8cm×π×135゜/360
=64π×135/360
=24π?²
底面の面積を求めるには、半径がわからないといけませんが、
このままではわかりません。
そのために、わかる、おうぎ形の弧の長さを求め、この弧の長さ
と、底面の円周の長さが同じになりますから。
円周の長さがわかります。
円周の長さがわかれば、円周を求める式から、半径を求めます。
それでは、おうぎ形の弧の長さを考えましょう。
おうぎ形の弧の長さを求める式は
(おうぎ形の弧の長さ)=2πγ×中心角/360
半径は、8cm、中心角は135゜ですから
=2×(半径)×π×中心角/360
=2×8cm×π×135/360
=16π×3/8
=6π?
(おうぎ形の弧の長さ)=(底面の円周)
(おうぎ形の弧の長さ)=6π?
(底面の円周)=6π?
円周を求める式は
(円周)=2πγ
=2×(半径)×π
(円周)は、6π?ですから
6π?=2×(半径)×π
両辺に1/2をかけます
1/2×6π?=1/2×2×(半径)×π
両辺に1/πをかけます
1/π×1/2×6π?=1/2×2×(半径)×1/π×π
3=(半径)
底面の円の半径が3cmと、わかりました。
これで、底面の円の面積が求められます。
円の面積を求める式は
(円の面積)=πγ²
=(半径)×(半径)×π
半径は3cmですから
=3cm×3cm×π
=9π?²
これで、表面積の側面積と底面積がわかりました。
(円錐の表面積)=(側面積)+(底面積)
=(おうぎ形の面積)+(円の面積)
=24π?²+9π?²
=33π?²
答え 33π?²
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