中学2年数学 連立方程式 2確認問題10・解答
10、濃度が異なる300gの食塩水Aと200gの食塩水Bがあります。この食塩水A,Bをすべて混ぜたら食塩水Aより濃度が2%低い食塩水ができました。さらに、水を500g入れて混ぜたら、濃度は食塩水Bと同じになりました。食塩水A,Bの濃度はそれぞれ何%か?求めて下さい。
   表にまとめてみましょう。(食塩水A、Bの濃度をχ、yで表します。)
食塩水A 食塩水B 混ぜた食塩水 さらに水を混ぜた場合
食塩水の量 300g 200g 500g 500g+500g
食塩水の濃度 χ% y% χ%−2% y%
 となります。
   食塩水の濃度は、
濃度=食塩の量÷食塩水の量×100
食塩の量は
食塩の量=食塩水の量×濃度/100
  ? 混ぜた食塩水の食塩の量について考えます。
(食塩水Aの食塩の量)+(食塩水Bの食塩の量)=(混ぜた食塩水の食塩の量)
(300g×χ/100)+(200g×y/100)=(500g×χ−2/100)
になります。
? さらに水を混ぜた食塩水の食塩の量について考えます。
(食塩水Aの食塩の量)+(食塩水Bの食塩の量)=(さらに水を混ぜた場合の食塩水の食塩の量)
(300g×χ/100)+(200g×y/100)=(500g+500g×y/100)
?(混ぜた食塩水の食塩の量)=(さらに水を混ぜた場合の食塩水の食塩の量)
(500g×χ−2/100) =(500g+500g×y/100)
   3χ+2y=5χ−10     3χ+2y=5χ−10
 {                       {
   3χ+2y=10y          5χ−10=10y
   −2χ+2y=−10     −2χ+2y=−10
 {                      {
   3χ=8y              5χ−10y=10
   −2χ+2y=−10     −10χ+10y=−50
 {                     {
   χ=8y/3            5χ−10y=10 
 −2χ+2y=−10 に       −10χ+10y=−50
                          +) 5χ−10y=10 
 χ=8y/3 を代入します。     −5χ   =−40
−2(8y/3)+2y=−10 χ=8
−16y/3 +2y=−10 5χ−10y=10 に
−16y +6y=−30 χ=8 を代入します。
−10y=−30 5(8)−10y=10
y=3 40−10y=10
χ=8y/3 に −10y=10−40
y=3 を代入します。 −10y=−30
χ=8(3)/3 y=3
χ=24/3
χ=8
   χは、食塩水Aの濃度になり、
yは、食塩水Bの濃度になります。
   答え 食塩水Aの濃度 8% 、食塩水Bの濃度 3%
 

 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
  
  
  
  

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