中学歴史 中世の日本 下克上と民衆の力
2、立ち上がる民衆と応仁の乱(おうにんのらん)
(1)村の自治
地侍(じざむらい)などが現れ、戦乱から村を守ったり、団結をした。
惣(そう)の有力者の中には、守護や国人と主従関係を結んで武士となる者も
現れた。これを地侍(じざむらい)
という。惣(そう)が最盛期を迎えたのは室町時代中期(15世紀)ごろであり、応仁の乱などの戦乱に
対応するため、自治能力が非常に高まったとされる。
? 惣(そう)
農民の自治組織。寄合いで村のおきてを定め、違反者を罰した。
? 土一揆(どいっき)
農民らが団結し、年貢の軽減や徳政令などを求めた。
・正長(しょうちょう)の土一揆
凶作・流行病社会不安が高まり、近江(滋賀県)の馬借(ばしゃく)が徳政令
などを要求して起こった。
(2)下克上(げこくじょう)
下の身分のものが上の身分の者を倒したりすること。
将軍、足利義政(あしかがよしまさ)の跡継ぎ争いと、守護大名の細川氏・
山名氏(やまな)との対立から、京都で起こる。以後、戦国時代になります。
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