中学3年数学 三平方の定理の利用 2確認問題3・解答
3、図のように、△ABCにおいて、頂点Aから辺BCに引いた垂線と辺BCとの交点をH
とします。
また、頂点A,B,Cを通る円の中心をOとし、直線AOと辺BCの交点をP、円との交点をDとします。
AB=5?,AC=8?,AD=10?のとき、次の問いに答えてください。
(1)△ABH∽△ADCを証明してください。
答え
[証明]
△ABHと△ADCで
∠AHB =∠ACD=90゜・・・?
AD は中点Oを通る直線になります、∠ACDは弦ADの円周角になりますから180/2゜=90゜
次に弦ACで∠ABC=∠ADC(円周角が同じ)・・・?
?,?より
2組の角がそれぞれ等しく なりますから
△ABH∽△ADC
になります。
(2)線分AHの長さを求めてください。
(1)により
△ABH∽△ADC とわかりましたから、
AD :AB=AC:AH
AD=10cm
AB=5?
AC=8cm
AH=χ? として考えます。
10 :5=8:χ
10 ×χ=5×8
10 χ=40
χ =4
χ =AH=4cm
答え 4cm
(3)PD/APの値を求めてください。
(2)により、AH=4cm
AC=8? ですから
△AEC は正三角形ということがわかります。
斜辺 を8cmとする△AHCは底辺をAH=4?とすると
∠HAC =60゜ということがわかります。
これにより、∠ACE=60゜=∠EACになります。
∠ACD =90゜ですから、∠ACH=∠ACD−∠EAC
∠ACH =90゜−60゜=30゜
次に 点Dから辺PCに垂線を引きます。PCと交わる点をIとして考えます。
∠CID=90゜
∠ICD=60゜
△CAH と△DCIで考えます。
∠AHC =∠CID=90゜・・・?
∠ACH =∠ACD−∠PCD
=90゜−60゜
=30゜
これにより、∠CAH=180−(90゜+30゜)
∠CAH=60゜
∠CAH =∠DCI=60゜・・・?
?,?より
△CAH∽△DCI
になります。
CD の長さは△ACDで考えます。
三平方の定理で考えます。
(底辺)²+(高さ)²=(斜辺)²
CD²+AC²=AD²
CD=χとして考えます。
AC=8?
AD=10cm
χ²+8²=10²
χ²+64=100
χ²=100−64
χ²=36
χ=6(χは+になります。)
CD=6?・・・?
△DCIの斜辺の長さがわかりました。
△CAH∽△DCI ですから、
AC:AH=CD:CI
AC=8?
AH=4cm (2)より
CD=6? ?より
CI=χ?として考えます。
8:4=6:χ
8×χ=4×6
8χ=24
χ=24/8=3cm・・・?
DIの長さを求めるために三平方の定理を利用します。
(底辺)²+(高さ)²=(斜辺)²
底辺=CI=3cm(?より)
高さ=DI=χとします。
斜辺=CD=6?(?より)
(3cm)²+(χ)²=(6?)²
9+χ²=36
χ²=36−9
χ²=27 (χは+になります。)
χ=√27=3√3?・・・?
次に、△AHPと△DIPで考えます。
∠AHP=∠DIP=90゜・・・?
∠APH=∠DPI(対頂角)・・・?
?.?より
2組の角がそれぞれ等しくなりますから
△AHP∽△DIP
になります。
これにより、AH:DI
AH=4cm (2)より
DI=3√3? ?より
AH:DI=4:3√3
AH:DI=AP:PD
AP:PD=4:3√3
これにより、PD/APの値は
3√3/4になります。
答え 3√3/4
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