中学2年数学 式の計算 式の利用 確認問題3・解答
3、文字式の利用
27−(2+7),51−(5+1),87−(8+7)などの計算は、いずれも2桁の整数から、その整数の十の位の数と一の位の数の和を引く計算になります。このとき、次の計算に答えてください。
(1)これらを計算した値は、いずれも元の2桁の整数の十の位の数の何倍かになっています。何倍になっていますか?
27−(2+7)=27−9=18 十の位は2ですから、18÷2=9 9倍になります。
51−(5+1)=51−6=45 十の位は5ですから、45÷5=9 9倍になります。
87−(8+7)=87−15=72 十の位は8ですから、72÷8=9 9倍になります。
答え 9倍
(2)(1)で述べた性質が、すべての2桁の整数について成り立つわけを説明してください。
答え
十の位の数をχ、一の位の数をyとすると、すべての2桁の整数は、10χ+yで表すことができます。
(1)の式で考えると、
10χ+y−(χ+y)になります。この式を計算すると、
10χ+y−χ−y
=9χ
になります。
したがって、計算した値は2桁の整数の十の位の数は、2桁の整数の十の位の数の9倍になることがわかります。
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