練習問題1(方程式の利用1)解答・解説
<方程式の利用問題>
「パン4個と150円の牛乳を1本かって1000円出したら、おつりが370円でした、
パン1個の値段を求めてください。」
という問題について、次の問いに答えてください。
(1)パン1個の値段をχ円として、パンと牛乳の代金の合計をχの式で
表してください。
まずは整理しましょう
パン1個の値段 χ円
パンの数 4個
牛乳の1本の値段 150円
もっていたお金 1000円
お釣り 370円
たずねているのは、パンと牛乳の合計の金額ですから
まずは、牛乳の金額を考えましょう。
牛乳の金額は、牛乳1本の値段と同じですから
(牛乳の金額)=(牛乳1本の値段)
(牛乳の金額)=150円
パンの金額は
パン1個の値段に買った数をかければ、パンの全部の金額がわかりますから
(パン1個の値段)×(パンの数)=(パンの金額)
χ円 × 4個 =(パンの金額)
(パンと牛乳の合計)=(パンの金額)+(牛乳の金額)
= 4χ(円) + 150(円)
答え 4χ+150
(2)χについての方程式をつくってください。
何と何が等しいか考えます
もともともっていた1000円で考えます
1000円になるためには、(パンの金額)+(牛乳の金額)におつりを加えれば
もともと持っていた金額になります。
(持っていた金額)=(パンの金額)+(牛乳の金額)+(おつり)
1000(円)=(4χ)+(150)+(370)
おつりで考えれば
持っていた金額から、(パンの金額)+(牛乳の金額)をひけば、お釣りがわかります
(お釣り)=(持っていた金額)−{(パンの金額)+(牛乳の金額)}
370(円) = 1000(円) −(4χ(円)+150(円))
答え 1000=(4χ)+(150)+(370)、370=1000−(4χ+150)
(3)パン1個の値段を求めてください。
パン1個の値段はχですから、1000=(4χ)+(150)+(370) この1次方程式
の解がわかればパン1個の値段がわかります。
1000=(4χ)+(150)+(370)
1000=(4χ)+(520)
右辺の520を左辺に移項して符号を変えます
1000−520=4χ
480=4χ
左辺と右辺を変えます
4χ=480
両辺を1/4でかけます
1/4×4χ=1/4×480
χ=120
パン1個の値段は120円ということがわかります。
答え 120(円)
コメント