中学歴史 原始から古代へ 人類の始まりと文明 まとめ問題1 解答・解説
人類の誕生
次の文を読んで、あとの問いに答えてください。
人類は、今から500万年ほど昔、ⓐ草原の環境に適応した移動の仕方を身につけ、手を使って
( ? )をつくるようになった。
180万年前ごろになると、脳がⓑ猿人 の2倍となる人類が現れ、やがて、火を使ったり、会話
の手段としての( ? )が発達した。
農耕や牧畜が発達すると、生活が安定し、人口が増え、各地に文明がおこり、都市や巨大な
建物、言葉を書き記す( ? )、青銅器や鉄器などの( ? )がつくられた。また、これらの社
会では、初めて国家をつくり、ⓒ富と権力を手にして人々を支配する者が現れた。
(1)文中の?~?にあてはまる語句を書いてください。
人類は、今から500万年ほど昔、ⓐ草原の環境に適応した移動の仕方を身につけ、手を使って
(道具)をつくるようになった。
180万年前ごろになると、脳がⓑ猿人 の2倍となる人類が現れ、やがて、火を使ったり、会話
の手段としての(言葉)が発達した。
農耕や牧畜が発達すると、生活が安定し、人口が増え、各地に文明がおこり、都市や巨大な
建物、言葉を書き記す(文字)、青銅器や鉄器などの(金属器)がつくられた。また、これらの社
会では、初めて国家をつくり、ⓒ富と権力を手にして人々を支配する者が現れた。
答え ?、道具?、言葉?、文字?、金属器
(2)下線部ⓐは、どういう歩き方ですか?
500万年ほど前に、人類が生まれ足だけで歩き始めました。手が自由に使えるようになた
ことによって、道具の使用や石を打ち割って打製石器を使い始めた。
このように、足だけで歩くことを、直立二足歩行といいます。ただ、ペンギンのように
直立で歩いているように見えるだけで、骨格はひざの部分が曲がっていますから、直立二足
歩行にはなりません。
答え 直立二足歩行
(3)下線部ⓑの脳の大きさは現代人と比べてどうだった?
猿人(アウストラロピテクス)の脳は、現代人の脳の容量と比べ約3分の1程度になっています。
答え 約3分の1
(4)下線部ⓑであるアウストラロピテクスは、どこで発見されましたか?
アフリカで生まれた最初期の人類とされ、約540万~約150万年前に存在したと考えられている、
南アフリカに住んでいた解剖学者、レイモンド・ダート (Raymond Dart) が、スタークフォンテイン
の洞窟で人間とも猿ともつかない動物の頭蓋骨を発見し、前かがみ気味に直立二足歩行していた人類
の祖先のものであると考えて、「南の (Australo-) 猿 (pithecus)」という意味の
「アウストラロピテクス・アフリカヌス (Australopithecus africanus)」と発表した。
答え アフリカ
(5)下線部ⓒをなんといいますか?
人々が集まり、都市をつくり、そこでの支配者が生まれた。これを王としました。
答え 王
(6)旧石器時代にあてはまるものを、次のア~オから2つ選んでください。
ア、土器を使う
土器は、火を使わないといけないので、煮たり焼いたり、貯蔵した
りするのに使われたのですから、新石器時代になります。
イ、狩と漁、植物の採集でくらしをたてる
打製石器などにより狩猟・採集をしていたので、旧石器時代になります。
ウ、打製石器のみを使う
石を打ち割って、つくっていた。まだその他の加工はしていないので、
旧石器時代になります。
エ、磨製石器を使う
製作した石器を他の石材で擦ることにより磨いて凹凸を極力無くした石器をさす。
磨き凹凸をなくすことで切れ味も鋭くなった。
このような加工ができるようになるのは、新石器時代になります。
オ、農耕・牧畜を行う
農耕・牧畜をすることにより、計画的に生活することができるようになった。
新石器時代になります。
旧石器時代の特徴を考えていきましょう。
打製石器を使用し、狩猟・採集のくらしをしていた。
新石器時代の特徴は
磨製石器を使い始める。石器づくりがより高度になった。
自分たちが食べるものをつくる(農耕の始まり)、飼育したり(牧畜)するようになる。
このことにより、旧石器時代は、打製石器を使い、狩猟・採集をしていた。
答え イ、ウ
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