中学1年数学 円とおうぎ形 確認問題7 解答・解説
図は、1辺が10cmの正方形とおうぎ形を組み合わせてできた図形です。灰色の
部分の周の長さと面積を求めてください。
(1)この図形の灰色の部分は、1辺が10cmの正方形の面積から4つのおうぎ形を
ひいた面積になります。
この4つのおうぎ形を足すと、1つの円になります。この円の半径は5?にな
ります。
まずは、円の面積を求めましょう。
円の面積の求め方は。S=πγ²
(円の面積)=π×半径×半径
=π×5×5
=25π
(円の面積)=25π(?²)
正方形の面積は
1辺×1辺ですから
10×10=100
(正方形の面積)=100(?²)
(正方形の面積)−(円の面積)=(灰色部分の面積)
100(?²) −25π(?²)= 75(?²)
次に、灰色部分の周の長さを求めます
この。灰色部分の周の長さは、おうぎ形の弧の長さになります。
この4つの弧の長さの合計は円の円周の長さに等しくなりますから。
円の円周を求めれば灰色部分の周の長さになります。
それでは、円の周の長さを求めましょう。
円の周を求める式は
ℓ=2πγ
(円周)=2×π×半径
=2×π×5
=10π
これで、円の周の長さがわかりました。円の周の長さは、灰色部分の
周の長さになりますから
灰色部分の周の長さは 10πcm になります
答え 面積 75(?²) 、周の長さ 10π(cm)
(2)
この図形の灰色の部分の求め方は、 2つのおうぎ形でできます。この扇形の
弧の長さを求めれば、灰色部分の周の長さを求めることができます。
弧の長さの求め方は
ℓ=2πγ×中心角/360
(弧の長さ)=2×π×半径×中心角/360
=2×π×10×90/360
=5π
今求めたのは1つのおうぎ形の弧の長さですから、同じ長さの弧の長さが
2つありますから、2×5π になり
10πcmになります。
次に、灰色部分の面積を求めます
考え方とすれば、正方形の面積からおうぎ形の面積をひけば、1つの白い部分に
なります。弧の白い部分が2つありますから最後に2倍にすれば白い部分の面積
が求められます。そして、正方形の面積から、白い部分の合計の面積をひけば、
灰色の部分の面積を求めることができます。
それでは考えていきましょう。
まずは正方形の面積を求めます
正方形の面積は、1辺×1辺ですから
10×10=100?²
次におうぎ形の面積を求めます。
おうぎ形の面積の求める式は
S=πγ²×中心角/360
ですから
わかっている
半径 10cm
中心角 90゜
をあてはめていきます
(おうぎ形の面積)=π×半径×半径×中心角/360
=π×10×10×90/360
=25πcm²
(正方形の面積)−(おうぎ形の面積)=(残りの面積)
100?² − πcm² =
残りの面積は2つありますから
2×(100?²ー25π?²)=200-50π?²
(正方形の面積)−(残りの面積の合計)=100?²−(200?²−50π?²)
=100−200+50π(?²)
=50π−100(?²)
になります。
答え 周の長さ 10πcm 、面積 50π−100(?²)
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