中学2年数学 円周角の定理 練習問題3・解答
3、円周角の定理の利用
図で、点A,B,C,D,Eは円周の長さを5等分にする点になります。このとき、次の問いに答えてください。
(1)∠BOCの大きさを求めてください。
△BOCで考えます。
∠BOCの中心角は、円の5分の1になりますから、
360°÷5=72°になります。
∠BOC=72°
答え ∠BOC=72°
(2)∠BADの大きさを求めてください。
弧ABの中心角は、円周の5分の1ですから
∠AOB=72°
同じ弧の円周角は中心角の半分になりますから、
∠ADB=72°÷2
=36°
になります。
△ABDはDA=DBですから、
二等辺三角形になります。
頂角が∠ADBですから、36°になりますから、
底角が、180°ー36°=144°
二等辺三角形は底角がそれぞれ等しくなりますから、
∠DAB=∠DBA
になります。
ですから、∠BAD=144°÷2
=72°
答え ∠BAD=72°
(3)A⌒E上に点Pをとるとき、∠BPDの大きさを求めてください。
弧BDで考えます。
弧BDの中心角は、円の5分の2になりますから、
360°×2/5=144°
∠BPDは、
弧BDの円周角になりますから、
弧BDの中心角の半分になります。
144°÷2=72°
答え ∠BPD=72°
(4)ADとBEの交点をQとするとき、∠AQEの大きさを求めてください。
点Aと、点Bをつなぐ補助線を引き
△AQBで考えます。
そうすると、
∠AQEは、△AQBの∠QABと∠ABQの外角になります。
そのために、△ABQの2つの内角を考えていきます。
∠ABQは、弧AEの円周角になります。
弧AEの中心角は円の5分の1になりますから。
∠AOE=360×1/5
=72°
円周角、∠ABE=72°×1/2
=36°
∠ABEと∠ABQは同じ角ですから
∠ABQ=36°・・・�
つぎに、∠QABを考えます。
∠QABは弧BDの円周角になりますから、
弧BDの中心角から考えます。
弧BDの中心角は、円の5分の2になりますから、
∠BOD=360°×2/5
=144°
弧BDの円周角は中心角の半分になりますから、
∠BAD=144°×1/2
=72°
∠BADと∠BAQは同じ角ですから
∠BAQ=72°・・・�
これで△ABQの2つの内角がわかりました。
この2つの内角の和は、外角∠AQEになります。
∠AQE=∠ABQ+∠BAQ
=36°+72°
=108°
答え ∠AQE=108°
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