中学3年理科 生物の細胞と生殖 生物の増え方 確認問題5・解答
5、減数分裂【げんすうぶんれつ】
次の図は、ある生物の受精から初期の胚のようすを表したものになります。これについて、次の問いに答えてください。
(1)Cの細胞の核には、26本の染色体が含まれています。
このとき、A,B,D,Eには、細胞1個あたり何本の染色体が含まれていますか?
★ 生殖細胞の染色体の数は、体細胞の半分の数になります。
Aは、卵細胞(卵子)になりますから生殖細胞になります。生殖細胞の染色体は、体細胞の半分になりますから、13本になります。
Bは、精細胞(精子)になりますから生殖細胞になります。生殖細胞の染色体は、体細胞の半分になりますから、13本になります。
Dは、受精後の受精卵になり分裂が始まっています。受精卵は雌雄の生殖細胞が合体していますから、親になる細胞の染色体の数と同じになりますから、26本になります。
Eは、初期の胚になりますから、受精後になりますから、染色体の数は親と同じ数になります。
答え A,13本 B,13本 D,26本 E,26本
(2)卵や精子がつくられる時のように、染色体の数が変わる細胞分裂を何といいますか?
★ 生殖細胞ができるときは、普通の細胞の分裂(体細胞分裂)とは異なり、染色体の数がもとの細胞の半分
になります。これを減数分裂といいます。染色体の数が半分になった卵と精子の受精によって、子の細胞は
親と同じ数の染色体をもちます。
答え 減数分裂(げんすうぶんれつ)
(3)A~Fのうち、細胞の数が最も多いのはどれになりますか? 記号で答えてください。
★ 卵も精子も1個の細胞でできています。そして、受精卵も1個の細胞になります。
徐々に細胞分裂が進むと細胞の数が増えていきます。
答え F
(4)図のような生殖方法では、生まれてくる子は、それぞれ親と少しずつ違う遺伝子を持っています。
その理由を「染色体」・「受精」・「減数分裂」を用いて説明をしてください。
答え 減数分裂で染色体の数が半分になった卵と精子が、受精によって両親の染色体を半分ずつもつから。
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