中学理科1年 大地の変化(5) 確認問題:地震の揺れの伝わり方1・解答
1、地震の揺れの伝わり方
図1は、ある地域で発生した地震を、地盤の性質が一様な3つの観測地点点A~Cで観測した記録を示したものになります。図2は、観測地点A~Cの位置を示したものになります。これについて、次の問いに答えてください。
(1)図1で、小さなゆれaと、大きなゆれbをそれぞれ何といいますか?
答え a[初期微動(しょきびどう)]、b[主要動(しゅようどう)]
・初期微動(しょきびどう)
P波による、はじめの小さな波のことをいいます。
・主要動(しゅようどう)
S波による、後から来る大きな波のことをいいます。
(2)図1のaのゆれを起こす早く伝わる波と、bのゆれを起こす遅く伝わる波をそれぞれ何といいますか?
答え a[P波]、b[S波]
・地震が起こると、早い波(P波)と遅い波(S波)の2つの波が同時に発生し、周りに伝わっていきます。
(3)図1のaのゆれを起こす波と、bのゆれを起こす波の到着時間の差を何といいますか?
答え [初期微動継続時間(しょきびどうけいぞくじかん)]
・ 初期微動(しょきびどう)と主要動(しゅようどう)の到着時間の差のことをいいます。震源(震央)からの距離が遠いほど長くなります。ある地点の初期微動継続時間(しょきびどうけいぞくじかん)がわかれば、その地点から震源までのおよその距離がわかります。
(4)地震の揺れが発生した場所を何といいますか?
・ゆれが発生した点
(5)(4)[震源(しんげん)]の真上に位置する点を何といいますか?
・震源の真上の地表の点
(6)図1の地震計の記録から、この地震の(5)[震央(しんおう)]の位置を図2のア~オから選んでください。
答え [イ]
・初期微動が始まった時刻と、初期微動継続時間のながさから、Cが最も震源に近く、Aが最も震源から遠いことがわかります。図2から、その条件に合う地点を探します。
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