中学理科1年 大地の変化 まとめ問題1・解答
岩石A 岩石B 岩石C
1、図 はいくつかの場所で野外観察を行ったときに採取した3種類の岩石の表面を、ルーペで観察しスケッチしたものになります。また、[]内はそのときの観察結果の一部になります。これについて、次の問いに答えてください。
? 岩石Aは、全体に灰色で、フズリナの化石が見られます。
? 岩石Bは、さまざまな色の粒が見られ、粒の形は丸みを帯びています。
? 岩石Cは、全体に白っぽく見え、大きな粒が組み合わさってできています。
(1)岩石Aのフズリナの化石は、示準化石になります。この化石が含まれていた地層ができた年代を、次のア~ウから選んでください。
ア 古生代
イ 中生代
ウ 新生代
・示準(しじゅん)化石
広い範囲に住んでいて、しかも短い期間に栄えて絶滅した生物の化石になります。これにより地層が堆積した年代を知ることができます。
(2)岩石Bは、観察結果から堆積岩・火成岩のどちらになりますか?
・岩石に含まれる粒の形が丸みを帯びていることから、堆積岩と考えられます。
(3)岩石Bの中に含まれている粒が丸みを帯びている理由を、簡単に書いてください。
答え [流れる水に運ばれる間に、角が削られたから。]
(4)岩石Cのでき方について述べたものを、次のア~エから選んでください。
ア 地表または地表付近で、マグマが急に冷えてできた。
イ 地表で火山灰が堆積してできた。
ウ 地表または地表付近で、マグマがゆっくりと冷えてできた。
エ 地下深いところで、マグマがゆっくりと冷えてできた。
答え [エ]
・花崗岩(かこうがん)は、長石(ちょうせき)・石英(せきえい)・黒雲母(くろうんも)の3種類の鉱物からできています。そのうち、無色鉱物は長石(ちょうせき)・石英(せきえい)の2種類で、決まった方向に割れる性質があるのは長石(ちょうせき)になります。
(5)岩石Cのように、大きな粒が組み合わさっている岩石のつくりを何といますか?
答え [等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)]
・深成岩(しんせいがん)の特徴
石基(せっき)がなく、大きな鉱物の結晶でできている等粒状組織になります。
例:花崗岩(かこうがん)
黒色、白色、無色の3種類の鉱物でできています。1つ1つの鉱物が比較的大きく、同じ位の大きさのものが多くなっています。
(6)岩石Cは花崗岩であることがわかりました。花崗岩が白っぽく見えるのは、2種類の無色鉱物が含まれているためになります。その無色鉱物のうち、決まった方向に割れるものの鉱物の名称を答えてください。
・色は、白色か灰色の鉱物で、決まった方向に割れやすい性質があります。
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