中学2年数学 連立方程式 連立方程式の応用 確認問題5・解答
5、食塩水の問題
濃さの異なる食塩水P,Qがあります。Pを100gとQを200g混ぜ合わせると12%の食塩水になり、Pを300gとQを100g混ぜ合わせると7%の食塩水になります。Pは何%の食塩水であるか求めてください。
○ それぞれの、食塩の重さに着目して考えていきます。
(食塩の重さ)=(食塩水の重さ)×(濃度)
P、の食塩水は、100g で濃度はχ/100%とします。
Q、の食塩水は 200g で濃度はy/100%とします。
PとQ の合わせた食塩水の重さは300g で濃度は12%ですから。
100g×χ/100%=(Pの食塩の重さ)
200g×y/100%=(Qの食塩の重さ)
(Pの食塩の重さ)+(Qの食塩の重さ)=(PとQの食塩の重さ)
(100g×χ/100%+200g×y/100%)=300g×12/100%
χ+2y=36
になります。
次に、
P、の食塩水は、300g で濃度はχ/100%とします。
Q、の食塩水は 100g で濃度はy/100%とします。
PとQ の合わせた食塩水の重さは400g で濃度は7%ですから。
300g×χ/100%=(Pの食塩の重さ)
100g×y/100%=(Qの食塩の重さ)
(Pの食塩の重さ)+(Qの食塩の重さ)=(PとQの食塩の重さ)
(300g×χ/100%+100g×y/100%)=400g×7/100%
3χ+y=28
になります。
連立方程式にします。
χ+2y=36
{
3χ+y=28
χ=−2y+36
χ=−2y+36を 3χ+y=28 に代入します。
3(−2y+36)+y=28
−6y+108+y=28
−6y+y=28−108
−5y=−80
y=16
y=16 を χ+2y=36 に代入します。
χ+2×(16)=36
χ=36−32
χ=4
P、の食塩水は、100g で濃度はχ/100%としましたから、χはPの濃度になり、
Q、の食塩水は 200g で濃度はy/100%ですから。 y=Q の濃度になります。
たずねているのは、Pは何%の食塩水であるか? ですから、χ=4 ですから
答え 4%
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