確認問題4(方程式の利用)解答・解説
石田さんは、いつも7時45分に家を出て分速60mで歩き、
チャイムのなる15分前に学校に着きます。ある日、石田さん
は寝坊して8時5分に家を出て、分速120mで走っていったところ、
チャイムの鳴る5分前に学校に着きました。
石田さんの家から学校までの道のりを求めてください。
整理してみましょう
家 学校
○ → → → → → → ○
7時45分 (分速60m) [チャイムの15分前]
↓ ↓
(20分後)➝ ~ ➝ ~ ➝ ➝(10分後)
↓ ↓
8時5分 (分速120m) [チャイムの5分前]
上の表をみると、いつもより20分遅く家を出て、いつもより10分遅く
学校に着いたということになります。
ということは、いつもより20−10=10分短い時間で学校に着いた
ことになります。
いつもの時間をχと考えると、遅く出たときの時間は(χ−10)になります。
道のりは家から学校まではいつもと同じなのですから。道のりを求める式の
方程式をつくってみましょう。
(いつもの速さ)×(いつもの時間)=(家から学校までの道のり)
(家から学校までの道のり)=(遅く出た日の速さ)×(遅く出た日の時間)
(いつもの速さ)×(いつもの時間)=(遅く出た日の速さ)×(遅く出た日の時間)
分速60(m) × χ(分) = 分速120(m) × (χ−10)
60χ=120(χ−10)
カッコをはずします
60χ=120χ−1200
右辺の120χを移項して符号を変えます
60χ−120χ=−1200
−60χ=−1200
両辺に(−1/60)をかけます
(−1/60)×(−60χ)=(−1/60)×(−1200)
χ=20
χはいつもの登校にかかる時間ですから20分間、ということがわかります。
たずねているのは家から学校までの道のりですから、上の方程式のχに
20を代入すれば、道のりがわかります。
60χ=60×20
=1200
120(χ−10)=120(20−10)
=120×10
=1200
もちろんどちらも同じになります。
道のりは1200(m)
答え 1200(m)
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