中学2年数学 式と計算 式の利用 2確認問題1・解答
1、次の事柄が成り立つ訳を、文字の式を用いて説明してください。
(1)奇数と偶数の和は、奇数となる。
【解説・解答】
m、nを整数とします。奇数と偶数は
偶数・・・2n(nは整数ですから、整数×2ではすべて、偶数になります。)
例:3×2=6、7×2=14・・・
奇数・・・2m+1(偶数に1を加えた数は奇数になります。)
例:2×2+1=5、7×2+1=15・・・
で表すことができます。
その和は、
(2m+1)+2n=2m+1+2n
=2(m+n)+1
m、nはどちらも整数ですから、整数と整数を足しても、整数になります。
このことから、2×(整数)+1 は、〔2n+1〕ですから奇数になります。
よって、奇数と偶数の和は奇数となります。
(2)2桁の整数Aと、その一の位の数と十の位の数を入れ替えた整数Bについて、A+Bは11の倍数になる。
【解答・解説】
整数Aの十の位の数をa、一の位の数をbとします。
そうすると、
A=10a+b
B=10b+a
になります。
A+B ですから
(10a+b)+(10b+a)=10a+b+10b+a
=10a+a+10b+b
=11a+11b
=11(a+b)
になります。
a+b は、整数ですから、11(整数)ということになり、11(a+b)は11の倍数ということがわかります。
よって、A+B は11の倍数になります。
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