中学歴史 原始から古代へ 人類の始まりと文明 確認問題2 解答・解説
次の写真をみて、あとの問いに答えてください。
(1)象形文字といわれるのは、A~Dのどれになりますか?
ものの形をかたどって描かれた文字からなる文字体系で、絵文字からの発展によって生まれたと
考えられている。絵文字と象形文字との最大の違いは、文字が単語に結びつくか否かにある。
絵文字が文字と語の結びつきを欲せず、その絵によってなんらかの観念や文章を伝えようとしたも
のであるのに対し、象形文字は文が語に分析され、その語と文字とが一対の対応をなす表語文字の
一種のことをいう。
ただし、中学の歴史で習う象形文字は、ヒエログリフ(エジプト文明で使われていた文字))をいい
ます。
(2)くさび形文字といわれるのは、A~Dのどれになりますか?
言語の表記に用いられた文字としては最も古いものである。紀元前3500年頃にシュメール人に
よって発明された。元は絵文字としての性格が強かったが、長期間繰り返し使われるうちに、
次第に単純化・抽象化されていった。
くさび形文字は、メソポタミア文明で使われていました。
(3)Bの文字が使われたころの中国の国(王朝)をなんといいますか?
Bの文字は、漢字のもとになった、甲骨文字です。甲骨文字が使われていた中国の時代は、
漢の前の、殷(イン)になります。
(4)インドやパキスタンで使われたのは、A~Dのどれになりますか?
古代にインドやパキスタンで、起こった文明をインダス文明といいます。このインダス文明
で使われていた文字がインダス文字になります。
インダス文字は現在約400文字が発見されているが、テキストが印章のような短文がほとん
どで、ロゼッタ・ストーンのような2言語以上の併記がないので解読が難航している。
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