中学歴史 中世の日本 元の襲来と鎌倉幕府の滅亡
3、南北朝(なんぼくちょう)の内乱と室町(むろまち)幕府
(1)建武の親政(けんむのしんせい)
後醍醐天皇は天皇親政によって朝廷の公家重視の政治を復権しようとしたが、武士層を中心とする不満を招き、
1336年(建武3年)に河内源氏の有力者であった足利尊氏が離反したことにより、政権は崩壊した。
後醍醐天皇は、年号を建武(けんむ)と定め、政治を行う。
(2)南北朝(なんぼくちょう)の内乱
京都で新しい天皇(北朝)をたて、征夷大将軍に任じられ、京都に幕府を開いた。
日本における南北朝時代(なんぼくちょうじだい)
鎌倉時代の後で、足利尊氏による光明天皇の践祚、後醍醐天皇の吉野転居により天皇王朝
が分裂してから両王朝が合一するまでの時代を指し、室町時代の初期に当たる。
?南朝(なんちょう)
後醍醐天皇は、吉野(奈良県)に朝廷を移した。
?南北朝の内乱
北朝(京都) VS 南朝(吉野)
約60年間にわたり、争乱が続いた。
足利尊氏は新しい天皇を立て(北朝)後醍醐天皇は自分の理想の政治をするために吉野に南朝を立てた。
両者の対立と戦いを南北朝の内乱と呼んでいます。
(3)守護大名(しゅごだいみょう)と室町幕府(むろまちばくふ)
?守護大名
守護の中から、地頭(じとう)・荘官(しょうかん)・武士を従え、一国全体を支配する守護大名が現れた。
?室町幕府(むろまちばくふ)
足利義満(あしかがよしみつ)は京都の室町に邸宅を建て政治を行った。財政基盤が弱く、太政大臣
(だじょうだいじん)となり朝廷の権威をかりる。
?室町時代(むろまちじだい)
1336~1573年の約240年間を室町時代という。
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