that節
あれ」(代名詞)とか「あの」(形容詞)の意味でのthat ですが、今回はその働きも、
訳し方も違います。
今回のthat は接続詞として使われます。
「that +主語+動詞 ~」文のはじめに付け「~ということ」と訳します。
そうすると、that 以下が名詞と同じ働きをする節。名詞節になります。
名詞節=that 節とも言われます。
「~ということ」
(接続詞のthat ){
「that +主語+動詞 ~」(名詞節)
例1
1 I think +that節
2 I know +that節
3 I hope +that節
例文
(主語)(動詞)(目的語)
I know it . (私はそれを知っている)
(代名詞)
この文章の目的語をthat節で書き換えると。「それ」とは?
「彼が親切なこと」とします。そうすると
(私は彼が親切なことは知っています)となり英文にすると
(主語)(動詞)(that節=目的語)
I know that he is kind .
となります。
例文2
I hope that he will come soon .
(主語)(動詞) (目的語)
この文章もthat を接続詞としたthat 節ですから「~ということ」と訳し
目的語になります。
I hope that he will come soon .(私は彼がすぐに来ることを望みます)
例文3
She thinks that he is happy .
(主語)(動詞) (目的語)
この文章もthat を接続詞としたthat 節ですから「~ということ」と訳し
目的語になります。
訳し方も「~ということ」で不自然ならば 「~すること」
「~と」 などと訳します。
She thinks that he is happy .(彼女は彼が幸せだと思う)
今まで見てきた文章で動詞が文章に2つあるように見えますが。
英語のルールでは動詞は文には1つと決まっています。
ですからこのような文章の場合動詞が2つあるならば文章が2つあると考えます。
ただし、that の後の文は名詞節になって。文全体では動詞は1つとします。
主語+動詞+目的語(=that節)
↑
that +主語´+動詞´
(文)
* ここで厄介なのはthat 節のthat は省略される事が多いので注意してください!
省略例
1 I hope he will come soon .
2 She thinks he is happy .
that 節の時制の一致
例文で解説したいと思います
I think that the book is interesting .(私はその本が面白いと思う)
(主語)(動詞) (目的語)
この文には think と is の二つの動詞があります。ただし、think は
文全体のキーになる動詞で、is はthat 節の中にある動詞です。
このキーになるthink を過去形にすると
I think that the book is interesting .
↓ ↘
I thought that the book was interesting .
(過去形) (過去形)
このようにキーになる動詞が過去形になれば、それに連動するようにthat節の
動詞も過去形になります。これを「時制の一致」といいます。
ただし、キーの動詞が現在形の場合は、that 節の動詞は(現在・過去・未来)
のどの形を使ってもかまいません。
例文で説明します
I think he is busy .(私は彼が忙しいと思う)
(現在) (現在)
I think he was busy .(私は彼が忙しかったと思う)
(現在) (過去)
I think he will be busy tomorrow .(私は明日彼は忙しいだろうと思う)
(現在) (未来)
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