中学理科1年 大地の変化(4)地層の広がり 地層をつくるもの
1、地層をつくるもの
(1)堆積岩(たいせきがん)
堆積物が層になって積み重なり、下部のほうが強く押し固められ、しだいに硬い岩石になったものをいいます。レキ、砂、泥のほかに、生物の死骸(しがい)などで、できているものもあります。
(2)堆積岩の種類
削られて丸みを帯びた岩石の粒でできています。粒の大きさによって分類されます。
粒の大きさが2mm以上を礫(れき)岩
粒の大きさが2~0.06mmを砂(さ)岩
粒の大きさが0.06mm以下を泥(でい)岩
といいます。
火山灰などの火山噴出物が堆積して固まった岩石のことをいいます。
広い範囲にわたって分布することが多く、凝灰岩(ぎょうかいがん)に含まれる粒は、角ばったものが多くなります。近くで火山活動があったことがわかります。
? 石灰(せっかい)岩
石灰質(せっかいしつ)の殻(から)を持つ生物の死骸(しがい)などが堆積して固まった岩石のことをいいます。
石灰岩(せかいいがん)は炭酸カルシウムからできているので、薄い塩酸をかけると二酸化炭素が発生します。
? チャート
水中の生物の死骸(しがい)などが堆積(たいせき)して固まった岩石のことをいます。
? ボーリング試料
地下の地質調査のために行われるボーリングによって得られる試料。地層を円筒状のドリルでくりぬいたものをいいます。
? 地層の広がり
いくつかの地点の柱状図やボーリング試料をもとに地層をつないでいくと、地層の広がりを調べることができます。
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