中学3年数学 二次方程式の利用 確認問題4・解答
4、AB=AC=10?の直角二等辺三角形ABCがあります。AB上の点Pから、AC、BCに平行な直線を引きます。BC,ACとの交点を、それぞれQ、Rとします。四角形PQCRの面積が24㎠になるとき,APの長さを求めてください。
まずは、この四角形の面積をどうすれば求められるかを考えます。
全体の三角形ABCから、小さい2つの三角形APRとPBQを除けば四角形の面積24㎠がわかります。
?大きな三角形の面積はAB×AC÷2ですから
10?×10?÷2=50㎠・・・?
APの長さをχ?として考えると、
PBの長さは(10ーχ)?となります。
?三角形APRの面積は
BC//PRなので、AP=ARになります。
APの長さはχ?ですから
ARの長さもχ?になります。
△APRの面積はχ×χ÷2=χ²/2㎠
?三角形PBQの面積は
BC//PRなので、PB=RCになります。
PBの長さは(10ーχ)?ですから
RCの長さは(10ーχ)?になります。
△PBQの面積は(10ーχ)×(10ーχ)÷2=(10ーχ)²/2
四角形を出す式をつくります
50㎠ーχ²/2㎠ー(10ーχ)²/2㎠=24㎠
両辺に2を掛けます。
100ーχ²ー(10ーχ)²=48
(10ーχ)²を展開します。
●(aーb)²=a²ー2ab+b²
(10ーχ)²=10²ー2×10×χ+χ²
=100ー20χ+χ²
100ーχ²ー(100ー20χ+χ²)=48
100ーχ²ー100+20χーχ²=48
χ²+χ²ー20χー100+100+48=0
2χ²ー20χ+48=0
両辺を2で割ります。
χ²ー10χ+24=0
かけて24、たしてー10になる2つ数は
(−4)×(−6)=24,(−4)+(−6)=ー10
χ²ー10χ+24=(χー4)(χー6)
χ²ー10χ+24=0
ですから
(χー4)(χー6)=0
A×B=0ならば A=0 または B=0になります。
(χー4)=0、(χー6)=0
χ=4 、 χ=6
になります。
どちらも、条件に合いますから、
答え AP=4?、6?
コメント