中学2年数学 式の計算 3まとめテスト5・解答
5、次の問いに答えてください。
(1)4桁の自然数の各位の数の和が3の倍数であるとき、元の自然数は3の倍数となります。この理由を文字を用いて説明してください。
4桁の自然数を、a、b、c、d で表すと、
千の位の数 1000×a
百の位の数 100×b
十の位の数 10×c
一の位の数 d
になります。
4桁の自然数ですから、すべてを足した数になります。
(1000a)+(100b)+(10c)+(d)
になります。
たずねているのは、各位の数の和が3の倍数であるとき、元の自然数は3の倍数となるのか?
各位の数とは、4桁の自然数を、a、b、c、d になりますから、
(1000a)+(100b)+(10c)+(d)
=(999a+a)+(99b+b)+(9c+c)+(d)
=(999a+99b+9c)+(a+b+c+d)
=3(333a+33b+3c)+(a+b+c+d)
になります。
(333a+33b+3c)は整数になりますから、
3(333a+33b+3c)は3(整数)ということになり、3の倍数ということがわかります。
よって、3(整数)+(a+b+c+d) は
(a+b+c+d)が3の倍数であれば、元の自然数は3の倍数となります。
例:3の倍の数ならばどんな数でもいいのですから、
aを 3、 bを 6、 cを 9、 dを 3
とします。
(1000×3)+(100×6)+(10×9)+(3)
になります。
=3693
3693が、3の倍数になっているのか?
3693÷3=1231(倍)
となります。
(2)2つの異なる自然数A,Bがあります。Aを5で割ると商がpで余りが4で、Bを5で割ると商がqで余りが3になります。このとき、A+Bを5で割ったときの商と余りを求めてください。
自然数A÷5=p+4
自然数B÷5=q+3
(自然数A+自然数B)÷5=[]+()
となります。
自然数Aは
A÷5=p+4
A=5p+4
自然数Bは
B÷5=q+3
B=5q+3
{(5p+4)+(5q+3)}÷5
={5p+4+5q+3}÷5
={5p+5q+7}÷5
=(p+q+1)+2
したがって、A+Bを5で割ったときの商はp+q+1で余り2になります。
答え (商)p+q+1、(余り)2
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