中学歴史 原始から古代へ 人類の始まりと文明 基本問題2 解答・解説
1、クロマニョン人
南フランスで発見された人類化石に付けられた名称である。
1868年、クロマニョン (Cro-Magnon) 洞窟で、鉄道工事に際して5体の人骨化石が出土し、
古生物学者ルイ= ラルテ(Louis Lartet) によって研究された。ヨーロッパにおける化石現生人類
をひろくクロマニヨン人と言うこともある。またネアンデルタール人を旧人と呼ぶのに対し、
クロマニョン人に代表される現代型ホモ・サピエンスを新人と呼ぶこともある。
約20万年前に誕生した現生人類を称するための用語としては、学名の「ホモ・サピエンス・サピエンス」
以外には、「新人」ぐらいしかないので、不正確ではあってもこれらの用語で代用されることも多い。
2、北京原人
中華人民共和国北京市房山県周口店竜骨山の森林で発見された化石人類である。
学名はホモ・エレクトス・ペキネンシス。現在はホモ・エレクトス (Homo erectus) の亜種として扱われる。
北京原人を含むホモ・エレクトスが生きていた時代は更新世である。
3、アウストラロピテクス
アフリカで生まれた最初期の人類とされ、約540万~約150万年前に存在したと考えられている、
いわゆる華奢型の猿人である。以前は頑丈型の猿人もアウストラロピテクス属に含めていたが、
最近ではパラントロプス属に分類することが多い。
身長は120cm台~140cm台くらいで、脳容積は現生人類の約35%の500cc程度であり、チンパンジー
とほとんど変わらないが、骨格から二足歩行で直立して歩く能力を持つと考えられている。
姿形は直立したチンパンジーというイメージである。
石器はほとんど作っていないと考えられているが、最後期の種 (アウストラロピテクス・ガルヒ)
では原始的な石器を使っていたと考えられている。かつては猿人と呼ばれた。
4、ジャワ原人
インドネシアジャワ島トリニールで発見した化石人類の一種に対する通称である。
*Wikipedia参考
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