中学1年理科 水溶液の性質(2)溶けているものを取り出す 練習問題2・解答
2、次のグラフは、硝酸カリウムと食塩について、100gの水に溶ける量と水の温度との関係を表したものになります。これについて、次の問いに答えて下さい。
(1)水溶液の温度を変化させて結晶を取り出しやすいのは、硝酸カリウムと食塩のどちらになりますか?
答え [○硝酸カリウム・×食塩]
・温度変化により、溶ける量が大きく変わる硝酸カリウムの方が取り出しやすい。食塩の再結晶は、水分を蒸発させて行います。
(2)(1)で答えた物質が結晶を取り出しやすい理由を、次のア~エから選んでください。
ア 低い温度で比べたとき、水に溶ける量が多いから。
イ 低い温度で比べたとき、水に溶ける量が少ないから。
ウ 水の温度が変化したとき、溶ける量の差が小さいから。
エ 水の温度が変化したとき、溶ける量の差が大きいから。
答え [エ]
・水の温度が変化したとき、溶ける量の差の分が結晶として再び取り出されるので、溶ける量の差が大きければそれだけ結晶を取り出しやすくなります。
(3)いったん水に溶かした物質を再び結晶として取り出すには、水溶液の温度を下げる方法以外にどのような方法がありますか?
答え [加熱して水を蒸発させます。]
・?水分を蒸発させる再結晶の方法・・・1水溶液を熱して水を蒸発させます。
2水の量が減少する。
3水溶液中に溶けきれなくなった物質が、結晶として出てくる。
?水溶液を冷やす再結晶の方法・・・ 1固体の物質が多量に溶けている温度の高い水溶液を冷やします。
2温度が下がると、水溶液中に溶けていられる物質の量が減少します。
3水溶液中に溶けきれなくなった物質が、結晶として出てきます。
(4)水溶液の温度を、ゆっくりと冷やしたとき、出てくる結晶の質量と大きさは、急に冷やしたときと比べてどうなりますか?それぞれア~ウから選んでください。
?質量 (ア、多くなる イ、少なくなる ウ、同じ )
?大きさ (ア、大きくなる イ、小さくなる ウ、同じ )
答え ?[ウ]、?[ア]
・水溶液をゆっくりと冷やすほど、再結晶する結晶の大きさは大きくなります。
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