中学理科1年 植物の世界(2)からだの仕組み?
2、花はどんなつくりとはたらきをしているのか? 被子(ひし)植物と裸子(らし)植物
(1)種子(しゅし)植物の分類
種子植物は、被子(ひし)植物と裸子(らし)植物に分けられます。
? 被子(ひし)植物
胚珠が子房の中にあり、果実の中に種子ができます。
例:アブラナ・エンドウ・桜・タンポポ・朝顔など。
? 裸子(らし)植物
子房(しぼう)がなく胚珠(はいしゅ)がむき出しで、果実ができません。裸子植物の花には、〈花びら〉や〈がく〉がありません。
例:松・銀杏・杉・ソテツなど。
新芽(しんめ)の先に松カサになる雌花(めばな)の集まりです。新芽(しんめ)の付け根に花粉を出す雄花(おばな)の種子になる2個の胚珠がむき出しについています。
? 雌花(めばな)
種子がなく、りん片〈1つの雌花〉に種子になる2個の胚珠(はいしゅ)がむき出しについています。
? 雄花(おばな)
りん片に花粉をつくる花粉袋がついています。
? 花粉(かふん)
風に飛ばされやすいように、空気袋が2つついています。
? 種子のでき方
雄花(おばな)の花粉袋でつくられた花粉が、風に飛ばされて雌花(めばな)の胚珠(はいしゅ)に直接つき、胚珠が種子になります。松の花には子房がないので、果実はできません。
? 種子のつくり
風に飛ばされやすいように、羽がついています。
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