中学3年数学 二次方程式 2まとめテスト5・解答
5 上の表は自然数を規則的に並べたものになります。横に並んだ数を上から1行,2行・・・とし、縦に並んだ数を左から1列,2列・・・とします。一般にm行n列にある数を(m,n)と表せば,表の○印の9は(3,4)と表せます。(m,3)の数と(m,6)の数の積が160となるとき,mの値を求めてください。
(m,3)を①
(m,6)を②
とすると
①×②=160・・・③
表を見ると
n列は1から始まり、左に行くごとに2ずつ増えます。
m行も1から始まる、下に行くごとに1ずつ増えます。
m行の1行目のn列の値を式に表すと、2n-1となります。
※nにそれぞれの値を代入して検算してみて下さいね!
n列を求める式にm行目の数を加えれば、交点の数になります。
2n-1+m=(表の交点の数)
①(m,3)と②(m,6)を代入します。
①・・・2×3-1+m=m+5
②・・・2×6-1+m=m+11
③の式をつくります。
(m+5)(m+11)=160
乗法公式を利用して(m+5)(m+11)の展開をします。
(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab
(m+5)(m+11)=m²+(5+11)m+5×11
=m²+16m+55
m²+16m+55=160
m²+16m+55-160=0
m²+16m-105=0
二次方程式を解くため、因数分解をします。
掛けて-105,足して16になる2つの数は
21×(-5)=-105、21+(-5)=16
m²+16m-105=(m+21)(m-5)
(m+21)(m-5)=0
m=-21,5
m=-21は問題の条件に合いませんから
m=5
検算してみます。
問題の表で、(5,3)と(5,6)の交点の数の積が160となります。
(5,3)の交点の数を求めます。
交点を求める式、2n-1+mに代入します。
2×3-1+5=10
同じようにして、(5,6)の交点の数も求めます。
2×6-1+5=16
③の式に代入します。
10×16=160
答えが合っていることが確認できました。
答え m=5
コメント