確認問題1(方程式の利用)解答・解説
(1) 50円切手と80円切手を合わせて15枚買ったところ、合計金額が990円に
なりました。このとき、50円切手と80円切手をそれぞれ何枚買ったか、
求めてください。
まずは整理して考えます。
(50円切手の金額)+(80円切手の金額)=(合計金額)
2種類の切手の枚数は15枚
たずねているのは、それぞれの枚数。
になります。
まずは切手の金額の求め方を考えましょう。
切手の金額は、(切手1枚の値段)×(切手の枚数)になります。
切手1枚の値段の値段は、それぞれわかっていますから、
50円切手の場合
50円×(切手の枚数)
80円切手の場合
80円×(切手の枚数)
切手の枚数は、合わせて15枚ですから、50円切手を基準に考えれば
χ(枚)=(50円切手の枚数)
15(枚)−χ(枚)=(80円切手の枚数)
これですべてわかりました。
それではそれぞれの切手の値段をだす式で、方程式をつくりましょう。
(50円切手の金額)=50(円)×χ(枚)
(80円切手の金額)=80(円)×{15−χ}(枚)
(50円切手の金額)+(80円切手の金額)={990}(円)
ですから、
50(円)×χ(枚)+80(円)×{15−χ}(枚)=990(円)
50χ+1200−80χ=990
左辺の120を移項して符号を変えます
50χ−80χ=990−1200
−30χ=−210
両辺に(−1/30)をかけます
(−1/30)×(−30χ)=(−1/30)×(−210)
χ=7
今回は、50円切手の枚数を基準にしましたから
50円切手は7枚ということになります。
80円切手は、15枚から(50円切手の枚数)を引けばわかりますから
15−7=8
80円切手の枚数は、8枚とわかりました。
答え 50円切手 7枚、80円切手 8枚
(2) 5000円のこづかいを姉と妹で分けました。姉の小遣いは妹の小遣いの2倍
より500円多かったといいます。姉の小遣いは何円か求めてください。
整理しましょう
5000円を2人で分けた。
姉は妹より2倍と500(円)妹より多かった。
求めているのは姉の取り分。
妹より2倍と500(円)多かったのですから、
妹を基準に考えれば、
5000(円)=(姉の小遣い)+(妹の小遣い)
=(妹の小遣い)の2倍+500(円)+(妹の小遣い)
妹の小遣いをχで表します。
5000(円)=2χ+500+χ
になります。
上の方程式の解が妹の小遣いになります。
5000=2χ+500+χ
右辺の500を移項して符号を変えます
5000−500=2χ+χ
4500=3χ
左辺と右辺を変えます
3χ=4500
両辺に1/3をかけます
1/3×3χ=1/3×4500
χ=1500
妹の小遣いがわかりました。
求めているのは、姉の小遣いですから。
5000円から、(妹の小遣い)を引けば(姉の小遣い)がわかります。
5000−(妹の小遣い)=(姉の小遣い)
5000−1500=3500
姉の小遣いは、3500(円)
答え 3500(円)
(3) 姉は8000円、妹は3000円貯金しています。今月から姉は毎月600円
、妹は毎月400円貯金することにしました。姉の貯金額が妹の貯金額の2倍
になるのは何ヵ月後か、求めてください。
整理しましょう
姉は8000(円)
妹は3000(円)
姉は毎月600(円)ずつ貯金
妹は毎月400(円)ずつ貯金
たずねているのは、姉の貯金額が妹の貯金額の2倍になるのは何ヵ月後?
(姉の貯金額)=(妹の貯金額)
にしたいのですから
妹の貯金額を2倍にすれば、等式になります。
(姉の貯金額)=2×(妹の貯金額)
姉の貯金額から考えましょう
貯金額をだすには、
(すでに持っている金額)+(毎月たまった金額)=(合計の貯金額)
(すでに持っている金額)=8000(円)
(毎月たまった金額)=(毎月ためる金額)×(
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