中学理科1年 身のまわりの物質とその性質・水溶液の性質・物質のすがたと状態変化 実力問題・解答4
4、20℃の3種類の液体(水、エタノール、水とエタノールの体積比1:1の混合物)50㎤を、それぞれ温度を測定しながら加熱する実験を行いました。表は、水とエタノールの1㎤当たりの質量と沸点を示したものになります。図は水とエタノールの混合物を加熱したときの温度変化と加熱時間の関係を表したグラフになります。これについて、次の問いに答えて下さい。
(1)エタノールのみ加熱したところ、3分後に沸騰し始め、その後も沸騰し続けました。この実験で、加熱を始めてから10分間の温度変化の様子を、図に書いて下さい。
・3分間にエタノールの温度は20℃から沸点の78.3℃に上昇して、沸騰している間は、温度は上昇しません。
(2)グラフの点aから点bの間で、加熱中の混合物から出てくる気体を集めて、再び液体にし、その体積をはかったら15㎤でありました。この液体の質量に最も近い物を、次のア~エから選んでください。
ア 10g
イ 12g
ウ 15g
エ 19g
答え [イ]
・ab間で出てくるのは、沸点の低いエタノールを多く含む気体になります。ですから液体の質量は、0.79×15=11.85(g)になり、少し重くなります。
(3)(2)の下線部のような操作を、何といいますか?
・液体を熱して沸騰させ、出てくる気体を冷やして再び液体にして取り出すことを蒸留といいます。
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