スポンサーリンク

中学理科1年 大地の変化(2) 火成岩 確認問題1・解答

大地

中学理科1年 大地の変化(2) 火成岩 確認問題1・解答


1、火成岩


  図1,2は2種類の火成岩のつくりを顕微鏡で観察したときのスケッチになります。これについて、次の問いに答えてください。


(1)図1に見られる、細かな粒やガラス質の部分Aと、大きな粒Bをそれぞれ何といいますか?


   答え A[石基(せっき)]、B[班晶(はんしょう)] 


    ・石基(せっき)


    マグマが急に冷えたために、結晶になれなかった部分になります。


          班晶(はんしょう)


    比較的大きな鉱物の結晶の部分になります。



(2)図1のような火成岩のつくりを何組織といいますか?


   答え [斑状(はんじょう)]組織 


   ・石基(せっき)と班晶(はんしょう)とからできている斑状(はんじょう)組織といいます。



(3)図2のような、図1のA(石基)の部分がないつくりを何組織といいますか?


   答え [等粒状(とうりゅうじょう)]組織 


   ・石基は、マグマが急に冷やされたときに、結晶にならずに固まった部分になりますから、ゆっくりと冷やされた深成岩には、細かい粒やガラス質は見られません



(4)火成岩をつくっている、図1の大きな粒Bや、図2に見られる粒を何といいますか?


   答え [鉱物(こうぶつ)]


   ・火山灰や火成岩に含まれている、結晶状の粒になります。



(5)図1、図2の火成岩はどのようにしてできましたか? 次のア~エからそれぞれ選んでください。


   ア マグマが地表付近で、ゆっくりと冷え固まった。
   イ マグマが地表付近で、急に冷やされ固まった。
   ウ マグマが地下深くで、ゆっくりと冷え固まった。
   エ マグマが地下深くで、急に冷やされ固まった。


   答え 図1[イ] 、図2[ウ] 


   ・図1には石基(せっき)が見られます。石基(せっき)は、マグマが急に冷えたために、結晶になれなかった部分になります。図2には、石基(せっき)がなく、大きな鉱物の結晶でできている等粒状(とうりゅうじょう)組織でできています。等粒状組織は、マグマが地下深くで、ゆっくりと冷え固まってできます。



(6)(5)のことから、図1、図2の火成岩(かせいがん)は、それぞれ火山岩(かざんがん)、深成岩(しんせいがん)のどちらになりますか?


   答え 図1[○火山岩・×深成岩]、図2[×火山岩・○深成岩]


   ・安山岩(あんざんがん)は火山岩(かざんがん)ですから、斑状(はんじょう)組織になります。斑状(はんじょう)組織は図1になります。


     安山岩(あんざんがん)


     形がわからないほど小さな粒(石基)の中に、比較的大きな白っぽい鉱物や黒っぽい鉱物が散らばっています。


   ・花崗岩(かこうがん)は深成岩(しんせいがん)ですから、等粒状(とうりゅうじょう)組織になります。


     花崗岩(かこうがん)


     黒色、白色、無色の3種類の鉱物でできています。1つ1つの鉱物が比較的大きく、同じくらいの大きさのものが多くあります。


(7)図1、図2の火成岩のうち、安山岩(あんざん

コメント